MDMの実施に必要な基本機能とは？

MDMの実施に必要な基本機能とは？

MDMの実施に必要な基本機能ですが、大きく3点に分けることができます。
一つは端末を紛失したような緊急時をイメージしており、デバイスをロックするとかデータを自動的に消去するなどが挙げられます。
これによって情報の漏洩を防ぐわけです。
MDMの二つ目はそのデバイスが有している様々な機能の制御があります。
市販のデバイスにはいろいろな機能がありますが、業務で使う分にはそれらの中で使用を制限したいものが生じることもよくあったりします。
例えば仕事でカメラは使わないとか、USBメモリの接続は認めないことにしたいなどが挙げられますが、これらを一元的に管理することが可能です。
三つ目はそのデバイスに対して一斉に業務アプリを配信したり、あるいは設定を変更したりすることができます。
業務で用いるアプリを一斉配信することで仕事を効率化できますし、設定変更に関しても、従業員一人一人が勝手な設定をすることでIT上の非効率が生じるのを防ぎます。

MDMによるモバイル端末監視の重要性と課題

企業にとってMDMは避けて通れない状況になっています。
社員ひとりずつモバイル端末を支給することで、業務効率が上がり企業活動がより円滑に進められ るようになっています。
とても便利でメリットが大きく、もう手放せない存在になりました。
便利な反面、危険性が存在します。
端末でアクセスできる対象には企業にとって重要な機密情報が含まれます。
端末を紛失したときに情報漏えいになりますので、事故発生時の対応を考慮しなければなりません。
それでも万が一紛失した場合、端末が使えないようにするなどの安全対策を実施できる仕組みを組み込まねばなりません。
MDMはモバイル端末を監視する仕組みであり、企業は何らかの監視システムの導入を検討する必要があります。
丁度、パソコンにウイルス対策ソフトのインストールが必須であるのと同様に、モバイル端末にMDMなどの対策を実施することが求められるようになりました。
今後、多くのシステムが発売されることになりますので、どのように適用していくか悩みどころです。